【京津7月7日】中国「大気汚染防治行動計画」の評価報告が7月6日(水)に発表された。これによると、空気レベルの改善は顕著に効果を上げ、中国各都市のPM2.5、PM10濃度が大幅に低下。規定の空気レベル改善目標を達成し得るとする一方で、冬季の空気汚染は深刻で、2017年末までの北京の目標、1m³あたり60mg前後は、依然として厳しい状況であることがわかった。
全国74カ所の重点都市で重度または重度以上の汚染の67.4%が冬季に発生しており、そのうち北京・天津・河北省の一部及び周辺地区は重度汚染の多発地区で、全国の44.1%を占めている。このため、北京の2017年末までの目標には、さらなる努力が必要だとし、冬の暖房を石炭から電気に変更させるための電気代特別措置などの採用が必要だとしている。
~北京・天津ジャピオン2016年7月16日号~