【北京1月21日】北京の“老字号(政府認定の老舗)”の総数が2023年末までに244社に達し、年間売上高は約1800億元に上ることがわかった。
北京の老字号は、昨年12月に新たに15社が認可された。目下、北京老字号の9割がネットで購入可、7割がライブ配信を行っているという。
北京市商務局は昨年10月に「2023年老字号伝承発展項目に関する通知」を発布。老字号の店舗、博物館などの新築やリノベーションを推進し、ライブ配信による販売促進を支持。補助金は最高100万元となった。
具体例を挙げると、伝統的な中華菓子を主体とする「稲香村」では、月餅体験店が登場。世界の名産品とのコラボを実現し、話題となった。また、布靴の「内聯升」は新ブランド「大内・宮保カフェ」を正式に開業し、人気ブランドとコラボするなど、積極的な“国潮(国産ブランドブーム)”化を進めている。
~北京天津ジャピオン2024年1月29日号~