【京津12月20日】中国環境保護部によると、12月18日(日)に重度または重度以上の汚染に達した都市は全国71都市で、北京・天津・河北省周辺地区では53都市に上り、同地区の75%を占めたとした。
同日、全国8都市で1時間あたりの空気質指数(AQI、大気汚染の程度を示す指標)が測定不可能な状態となった。北京では20日(火)10時までに、空気レベルは6級深刻重度汚染(AQI 300超過)に達した。
中国民用航空局空中交通管理局は北京首都空港に対し、遅延イエロー警報を発令。深い霧と深刻なスモッグの影響により、首都空港の19日(月)夜間から21日(水)8時までの運航能力は30%低下するとし、21日早朝には空港地区で小雪となる見込みで、航空便の正常な運航に更なる影響をもたらすとした。
一方、天津空港では引き続き遅延レッド警報が発令され、21日11時までの運航能力は70%前後低下する見込みだとしている。
~北京・天津ジャピオン2016年12月26日号~