北京市新ゴミ管理条例施行で 2450件の警告・改善要求

【北京5月12日】5月1日(金)から施行された「北京市生活ゴミ管理条例」に基づき、北京市城市管理総合行政執法局は11日(月)、違反行為に対して取り締まりを開始した。これにより、初日だけで2450件が警告と改善要求の対象となった。

同局はレストランやホテル、商店、ビル管理業者、住民居住区など1万5000カ所あまりを検査。海淀区のマンション管理業者とレストランは、ゴミを正しい収集容器に入れていなかったとして1000元の罰金を科せられた。また豊台区のスーパーでは、分別の収集容器が設置されておらず、ひとつのゴミ箱に果物やポリ袋が捨てられているなどとして、3000元以上3万元以下の罰金。さらに、あるゴミ回収業者は決められた時間に収集せず、種類の違うゴミをひとつにして運んだため、1万元の罰金を科せられるなどした。

今回の取り締まりを受け同局では、目下の主な問題は、ゴミ分別の監督指導者の不在、収集容器の未設置、回収業者による混載だと説明している。

一方、朝陽区双井街道ではゴミ分別ガイドブックが作成され、商店や住民に呼びかけを行った結果、現在では9割のゴミが正しく分別されているとした。

 

~北京天津ジャピオン2020年5月18日号~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP