【北京10月19日】最近、昌平区の「東小口城市休閑公園」内で見ごろを迎えたミューレンベルギア・カピラリス(イネ科の植物。夏から秋にかけてスモーク状の穂が薄紫やピンクに変色する)が観光客によって踏み荒らされ、物議を醸している。
同園内には約100平方mにわたってミューレンベルギア・カピラリスが群生し、一面薄紫色の美しい景観が広がっていたが、現在は一部が踏み倒され、悲惨な状態となっている。
昌平区園林緑化局責任者によると、同園では今年初めてミューレンベルギア・カピラリスの植え付けを行い、観光客が足を踏み入れる可能性を考慮し、草地の中に専用通路と分離帯を設置していた。さらに草地に入って撮影しないよう呼びかけていたが、一部の観光客は忠告を無視し、侵入を強行したという。踏み荒らされた草地は修復不可能で来年の生長を待つしかなく、セキュリティを強化する必要性に迫られている。
~北京天津ジャピオン2019年10月28日号~