朝陽区の企業稼働率66%に オフィスビルで個別検査実施

【北京2月24日】朝陽区副区長は2月24日(月)、「北京市新型コロナウイルス肺炎疫病状況防控工作記者会見」の席上で、同区内で稼働を再開した企業は約3万3000社、稼働率は66%だと報告した。

同区内のオフィスビルは1122棟、入居企業数は5万社以上に上る。このうちCBD中心区の稼働再開企業は2万1000社、稼働率は68%、出社従業員数は16万5000人、出社率は36%。

副区長によると、朝陽区では24日より3日間、区内のオフィスビルにて全面的な個別審査・検査を実施。中でも人口密集型企業やビル、エレベーター、地下車庫、社員食堂、会議室などに対し、徹底的な検査を行っている。

一方、北京市商務局は2月23日(日)、目下、市内のチェーン系スーパー、大型ショッピングモール、卸売市場、配送・物流などの商業サービス業の稼働率は90%以上に上り、コンビニは約5000店が平常通り営業していると紹介した。

スーパーなどの人が密集しやすい場所では、他人との距離を少なくともショッピングカート1台分保ち、ビルの食堂やレストランでも適度な距離を保ち、着席率を40%以下に抑える処置を実施している。

 

~北京天津ジャピオン2020年3月2日号~

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