【北京3月10日】新型コロナウイルスによる肺炎(COVID―19)の流行期間、北京市は飲食企業に対し、グループの会食を請け負うことを禁止。これに対し、徐々に営業を再開した〝老子号(国が定める老舗)〟飲食店の多くが「3人以上はテーブルを別々」、「1テーブルに1人」ルールを適用している。
封鎖状態が続く什刹海景区の「烤肉季」の責任者によると、店内飲食の顧客が3人以上に達した場合、店側は別々のテーブルでの食事を要請し、2人の場合も向かい合わせではなく、同じ向きに座るか、なるべく別のテーブルに座るよう要請しているという。また、店内のテーブルも平時の半分に減らし、それぞれの間隔を空けている。
「華天延吉餐廰」、「慶豊包子舗」、「二友居」、「新川面館」などでは店内に専門指導員を配置、顧客同士は1mの間隔を取ることや、1テーブルに1人を厳守するよう指導している。さらに「華天延吉餐廰」では入口で顧客に対し、体温測定に加え情報の登録、健康管理アプリ「健康宝」による健康状態検査を実施しているという。
なお、いずれの店舗もテイクアウトやデリバリー、セルフレジなどのサービスの利用を推奨している。
~北京天津ジャピオン2020年3月16日号~