【北京5月1日】新型コロナウイルス流行の影響を受け閉館していた故宮博物院が5月1日(金)、参観者の受け入れを再開した。
97日ぶりに再開した故宮博物院では、入場券はネットでの実名制予約購入を導入し、1日の参観人数を午前が3000人、午後が2000人の5000人に制限。参観者に安全な距離を保つよう注意喚起するため、警備スタッフ約1000人を含む3000人のスタッフが配置された。
目下、開放区は前三殿、后三宮、御花園、外西路、寿康宮、慈寧花園の屋外展示区及び東西六宮の一部のみに限定。珍宝館、鍾表館などの屋内展示区は再開を見合わせている。
また、今年10月10日(土)の創院600年を記念した「紫禁城建成600年展」などのイベントの一部は延期、またはキャンセルとなることが発表されている。
国家博物館、首都博物館前も同日より受け入れを再開している。
~北京天津ジャピオン2020年5月11日号~