肩こりや筋肉痛に鎮痛ゲル剤
――先生、最近、長時間座りっぱなしのせいか、肩や腰が痛くなって集中力が落ちてしまいます…。
先生 肉体的、精神的なストレスや自律神経の乱れなどによる肩・腰周辺の筋肉の緊張と血流不足が原因だと思われます。不慣れな運動や不適切なトレーニングによる筋肉痛なども、筋肉が過度に収縮を繰り返すことで、筋肉やその周辺の結合組織にダメージが加わり、炎症を生じて痛くなります。対応が遅いと症状が長期化し、なかなか良くなりません。そこで、「扶他林乳膏剤」という外用薬をご紹介しましょう。
――どんな成分が含まれているんですか?
先生 日本で販売されている「ボルタレンACゲル」同様、解熱・鎮痛作用のある「ジクロフェナクナトリウム」を配合した鎮痛消炎ゲル剤です。匂いが気にならず、ベトつかず、乾きが早いのが特徴です。肩こり、腰痛、五十肩、関節炎、筋肉痛などに使用できます。肘、膝、手首など、よく動かす部位にも使えますよ。
――塗り薬なら、簡単に使用できて便利ですね。
先生 はい。使用方法は1日2回、適量よりやや多めに塗り、塗る際に数回マッサージしてください。繰り返し擦り込む必要はありません。また、継続的に使用することで、効果が倍増します。症状が軽いうちに、早めに使用してみてくださいね。
―――今週のドクター―――
IMC北京国際医療センター
張慶慶医師
北京中医薬大学卒、中日友好医院骨傷科勤務。1990年~2004年に日本勤務、北京市民営医療機構勤務。国内外で豊富な臨床経験を持つ。
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~北京天津ジャピオン2021年9月13日号~