【北京4月8日】昌平区白浮泉遺跡に4月8日(土)、「大運河源頭遺跡公園」が正式に開園した。
同園の総企画面積は63.16ヘクタールに及び、今回開園したのは11.6ヘクタール。同園は大運河文化の重要拠点として、昌平新城濱河森林公園との融合により、山と水をたたえた自然の風景と大運河水源の歴史文化の保護と伝承を目的としている。
2013年に北京市文化財保護単位に指定された白浮泉は、東龍山の東の麓にあり、別名“龍泉”とも呼ばれる水源で、水源は京杭大運河に流れ込んでいる。白浮泉遺跡にある九龍池には、花崗岩に龍の頭が彫刻された9つの噴水口があり、“燕平八景”のひとつ“龍泉漱玉”として知られている。
園内には九龍池のほか、元・明時代の建築物の風格を有する都龍王廟、龍泉禅寺があり、龍泉禅寺内には白浮泉にまつわる「大運河源頭歴史文化展」の展示を設置している。
~北京天津ジャピオン2023年4月17日号~