芳しいタイの香り
三里屯の繁華街から徒歩約5分、工場跡地をリノベーションした閑静な一角がある。
その中でも、レンガの壁や60年代のスローガン、吹き抜けの天井を活かした空間がとびきりスタイリッシュな店、それが「スパイス・ファクトリー」だ。
ここで供されるのは、伝統的なスタイルのタイフード。
タイ出身のシェフが手がける料理は、中華風のアレンジは一切せず、辛いものはしっかり辛い。
香辛料等もタイから輸入し、〝タイそのものの味〟を大切にしている。
料理の一品一品に、芳しい南国の香りが漂う。
情報誌『TIME OUT』英語版の〝2011年ベスト・タイフード〟に選ばれたことからも、その実力がうかがえる。
本場の辛さを再現
今回のサービスは、前菜の定番「グリーンパパイヤサラダとライスフリッター」。
辛味と酸味が絡み合うシャキシャキサラダは、ほのかに甘みのある優しい味のモチ米のフリッターと一緒にどうぞ。
メインは人気メニュー「香脆蒜蝦」(88元)やスズキを使った「香叶烤魚」(148元)、「イエロークラブカレー」(198元)などがおすすめ。
そして、〆に必ず食べたいのが、チェンマイの小吃「清邁面」(45元)。
スパイスたっぷりの濃厚なレッドカレー、柔らかく煮込んだ牛スジ、茹で&揚げをミックスして食べる自家製麺、どれをとっても美味。
みんなに内緒の〝とっておき〟にしたい同店。
今夜は大切な人を伴なって出かけよう。
info
住所:朝陽区工体北路4号院機電院内2階(焼肉牛屋2階)
℡:6585‐2386
営業時間:11時半~14時、17時半~23時
席数:120席
予算:昼38元~、夜150~200元
~北京ジャピオン2012年8月27日号