北京市朝陽区にある麗都広場で、近頃、地下にある温水タンクの設置された地下施設に住み着いた男女が、そのマンホールから出入りする様子が目撃され、通報を受けた市公安局朝陽分局将台派出所の警察官らが、〝地下住民〟を保護する出来事があった。
保護されたのは、50、60代の高齢者3人で、10年以上地下での生活を行っていた男性もいた。
施設は地表から3㍍下に位置し、居住空間は幅約2㍍、奥行き約1㍍、高さ約1・7㍍程度だった。
これを受け、施設の管理を行っていた「ローズデールホテル&スイート北京(北京珀麗酒店)」側は、12月6日(金)、スタッフを派遣して住人の私物を撤去し、マンホールの封鎖作業を行った。
なお、保護された男女は、すでに実家に送り届けられている。
(12月9日)
~北京ジャピオン2013年12月16日号