焼肉だけじゃない看板
今年6月、安家楼にオープンした高級炭火焼肉店「叙上苑」2号店。
店内に足を踏み入れると、まず目に入るのが、のれんの掛かった小さな炭火焼カウンター。
毎晩、ここを守るのは、日本料理歴40年のベテラン、塚本誠料理長だ。
寿司職人を経て、「うなぎの旨さに行き着いた」と語る塚本さんが丹精を込めて焼き上げる「活うなぎ蒲焼」(98元)は、焼肉と並ぶ同店自慢のメニュー。
スタッフ一同も「北京一うまい!」と口を揃える。
安家楼という場所柄、昼はリーズナブルなランチ(30元~)、夜は焼き鳥(1本5元~)などの居酒屋メニューを揃え、江戸前グループならではの新鮮な刺身も提供。
さながら、〝うまいもんの宝庫〟だ。
温室育ちのブランド牛
同店の焼肉には、吉林省長白山特産の〝天一岡山黒牛〟を使用。
なんと、自然の湧き水を飲み、漢方薬の〝不老草(ふろうそう)〟を食べ、人の手によるマッサージ(!)を受けて育つという、なんとも贅沢なブランド牛だ。
同店のこだわりの1つが、厚切りの焼肉。
噛むほどに柔らかく、口いっぱいに広がる肉の旨みが、その品質を証明している。
中でも今回サービスとなる「ささみ」は、トモバラ(リブロースとサーロインの下の位置)の一部。
「かなり希少なので、当店でも通常は裏メニューになっているんです。
柔らかくてジューシーで、香りまで美味しい、一番のオススメですよ!」と、店長の于さん。
食欲をそそる「特上ささみ」、この機会にぜひご賞味あれ!
info
住所:朝陽区亮馬橋路59号安家楼(百合亭隣り)
電話:6433-5709
営業時間:11時~14時、17時~24時(ラストオーダー23時半)
席数:40席
予算:昼30元~、夜100元~
~北京ジャピオン2012年8月20日号