新タケノコならではの香りとほろ苦さを味わえる料理は、辛口の日本酒とともに
新源里の創作中華「源来軒」をリニューアルし、昨年10月に開店した日本料理「源」。
店内はシンプルで心地よい空間が広がり、落ち着いて料理と向き合える。
手間を惜しまず労を厭わず作り上げられた和食。
手がけるのは、スペイン・セビリア万博の日本館総料理長を務めたこの道約40年の高橋料理長だ。
ホクホクの「里いも鳥そぼろあんかけ」(38元)や「しらす入り卵焼き」(45元)、そして、料理長の地元・秋田の郷土料理「きりたんぽ鍋」(238元/2~3人前)など、どこか懐かしくホッとする料理の数々を、望郷の念を抱きつついただこう。
お供には、辛口「雪の茅舎」(780元/720㍉)など、秋田の地酒がよく似合う。
春の訪れ感じる料理
「季節を食べてほしい」という料理長。
四季折々の野菜を始め旬の食材を使う、季節を感じる料理が真骨頂だ。
今月、新タケノコ料理3種を登場させ、今回特別価格で振る舞う。
タケノコは、お客に提供するまでに2日間下ごしらえをするなど、見えないところにも、じっくりと時間をかける。
カツオの旨みが染み込み味わい深いタケノコをカラッと揚げた「新竹の子唐揚げ」は、シソの香り豊かなゆかりにつけてさっぱりと。
「新竹の子とベーコン炒め」は、春らしく彩り鮮やかで、ベーコンの優しい塩味がほんのりとした春味を演出する。
春節を目前に控えた今、縁起のよいタケノコを食べ、春の訪れを感じよう。
info
源
住所:朝陽区新源西里中街8号
TEL:6468-5579、135-2062-4781(高橋)
営業時間:11時半~14時、17時半~22時半(日曜は11時半~15時、17時半~22時)
席数:40席、個室2
予算:昼35元、夜150元
~北京ジャピオン2014年01月20日号