ラーメン好きが唸る店
今年6月、ラーメンにうるさい日本人を唸らせる店がついに登場した。
その名も「吉村家」。
横浜のラーメン店で長年修行したオーナーが「本物の横浜〝家系〟の味を、北京の人々にも知ってほしい」という思いを込めて作り上げたラーメンは、口コミでジワジワとファン層を広げている。
ラーメンだけでなく、居酒屋としても優秀な同店。
メニューもここへ来て、一段と充実した。
イチオシは、特製ダレに一晩漬け込んだ「味噌漬けポークステーキ」(68元)、表面をカリッと焼く「鉄板チャーシュー」(38元)などのアツアツ鉄板料理。
そして揚げ物には、「旨ダレ手羽唐揚げ」(36元)、「鶏軟骨の唐揚げ」(28元)などの新作が登場している。
最後まで飲めるスープ
同店自慢の「醤油ラーメン」は、前日からじっくり煮込んだとんこつスープに香ばしい焦がし醤油を加え、こってりしていながら実にまろやか。
「スープを最後まで飲んでいただきたくて、脂っこくくどくならないよう研究を重ねました」と店長の王飛さん。
しっかり歯ごたえのある麺、柔らかく程よい脂身のチャーシュー、トロ~リ半熟の味付け玉子など、全てにおいて文句ナシの一杯だ。
スープ本来の味を味わうなら「塩ラーメン」(35元)、ガッツリ系なら「チャーシュー醤油ラーメン」(43元)もおすすめだ。
この「醤油ラーメン」が、今回はなんと約半額の太っ腹! このチャンスを見逃す手はない。
info
住所:朝陽区西堰河光煕門北里34-4
電話:6429-9800
182-0135-9800(日本語可)
営業時間:11時~23時(ラストオーダー22時半)
席数:80席
予算:昼35元~、夜100元
~北京ジャピオン2012年10月29日号