お医者さんの御用達 ~第179回 助眼茶

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――先生、最近疲れ目がひどいんです。

先生 眼は、筋肉を使って焦点を合わせます。
現代人は普段、至近距離のものを見る時間がすごく長いですよね。
すると、眼の筋肉が凝り固まって、疲れを感じるんです。
「眼保健操」という、目の周りのツボ押しを実践してみてはどうでしょう?

――へぇ~、どこにツボがあるんですか?

先生 検索サイト「百度」などで、「眼」、「穴位」(ツボという意味)と入力しすれば、ツボの位置がわかる図や写真が出てきます。
ツボを指でイタ気持ちいい程度に押して、グリグリと少し動かしてあげてください。
1~2分間でも効果がありますよ。
あとは、疲れ目に効く「助眼茶」もオススメです。
熱を取り除いて肝機能を高めてくれる「菊花」(2g)や「枸杞子(クコの実)」(4g)などを使うんですよ。

――「菊花」は目にいいと、よく言いますよね。

先生 えぇ。
中医学では肝機能の状態は目に反映すると言われ、肝臓の疲れを癒すことで、目の疲れも改善されると考えられています。
先程の菊花と枸杞子に、栄養と気を補ってくれる漢方、「西洋参(西洋人参)」(3g)と「炙黄(シャオウギ)」(4g)を加えて熱湯を注げばできあがり。
1日1~2杯でOKですよ。
時間が経つと効能がなくなるので、入れてから1時間以上経ったお茶は、飲まずに捨てましょう。

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~北京・天津ジャピオン2014年6月23日号

 

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