近頃、「ライチを食べながら車を運転すると、飲酒運転で引っかかる」というニュースがネット上で話題となった。
このニュースに伴い、北京市西城交通警察支隊が6月18日(水)、被験者に10粒のライチを食べさせた後に、体内のアルコール量を測定する実験を行ったところ、飲酒運転の最低基準(血液100ml中、アルコール含有量20mg)を大幅に超過する44mgが検出された。
一方、ブドウや桜桃でも同様の実験を行ったが、アルコール成分量の増加は検出されなかった。
科学系ポータルサイト「果殻網」の科学専門家によると、ライチには大量の糖分が含まれるため、発酵後にアルコール成分が生成され、飲酒状態を引き起こす原因となる。
ただし、食後すぐに口をすすぐなどすれば、アルコール成分は飛ぶ可能性があるとしている。
(6月20日)
~北京・天津ジャピオン2014年6月30日号