お医者さんの御用達 ~第190回「T4K」

top

doc

寝ている間に歯並びを矯正

――子供が口呼吸をしているようですが、大丈夫でしょうか。

先生 最近、口呼吸をするお子さんは多く、原因は主に、口周りの筋肉が十分に発達していないためです。口呼吸は前歯の突出や歯全体の並びを悪くさせます。すると正しい噛み合わせができず消化不良を引き起こし、栄養不足をも招きます。身体の成長にも、影響を及ぼしてしまうんですよ。また、口呼吸では体内に取り込める酸素が不足するので、大脳まで酸素が届かずいつも疲れたような表情になります。早い時期に治しましょう!

――治す方法とは?

先生 このシリコン製のマウスピースを毎晩眠る前に装着し、起床後に外しましょう。通常3~4カ月で正しい歯列に変化し始め、1年ほどで安定します。月に1回は、歯科医にチェックしてもらってください。スタートの目安は4歳、または永久歯が生え始める6歳頃です。マウスピースで顔の筋肉と骨の総合的な発達が期待でき、指しゃぶり、下唇を噛むなどの癖も治せます。

――ほかに、普段気をつけることはありますか?

先生 生え変わりの時期に乳歯を抜きに来るお子さんが多いのも、最近の傾向です。昔と違い噛むことが少なくなったためです。この時期は繊維質のものをしっかりと食べさせ、歯に刺激を与え、筋肉、骨格、歯の正常な発達を促しましょう。
prof

取材協力/オアシス国際病院

 

~北京・天津ジャピオン2014年9月8日号

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP