お医者さんの御用達 ~第100回デンタルフロス

フロスで歯の健康を守る

――先生、今日は「デンタルフロス」について教えていただけるそうですが、歯磨きとは何が違うんでしょうか?

先生 はい。
お口の衛生状態を保つために歯磨きはもちろん大事なんですが、歯と歯の間まで完璧に磨くのは難しいですよね。
デンタルフロスを使えば、歯磨きでは取りきれない歯垢や食べかすといった歯間の汚れをキレイに除去できるんですよ。

――なるほど。
歯磨きだけで十分だと思ってました。

先生 使用する歯ブラシや磨き方にもよりますが、フロスは歯間掃除のための道具ですから、より効果的です。
歯と歯の間に詰まったばい菌は繁殖のスピードが速く、虫歯や歯周病の原因になりやすいんです。
歯と歯の間が狭かったり、歯が重なって生えている場所は特に虫歯や歯周病になりやすく、進行も早いですから、十分な歯間掃除がより重要なんです。

――そうなんですね。
では、使用の際の注意点を教えていただけますか?

先生 まず手を洗ってから、フロスを20㌢ほどの長さに切って両手に持ちます。
鏡を見ながら歯間にフロスを通し、2~3秒間前後させながら、上下に動かせばOKです。
歯と歯の間1つずつに行って下さいね。
慣れないうちは10分ぐらいかかるかもしれませんが、慣れれば短時間でできるようになります。
歯の健康のために、ぜひ、毎食後の習慣にして下さいね。

取材協力先/京典口腔診所 King’s Dental

 

~北京ジャピオン2012年10月29日号

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