お医者さんの御用達~第226回「デンタルフロス」

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虫歯、歯周病対策にフロス

――先生、歯ブラシだけでは隅々まで磨けていないような気がするんです。

先生 はい、残念ながらその通りです。
虫歯や歯周病の原因となる歯垢は、歯と歯の間にもびっしり。
どんなにいい歯ブラシを使っていても、歯の隙間まではどうしても届きません。
ですから、デンタルフロスを使って、歯垢をしっかり除去することが大切なんですよ。

――どんなフロスがいいのでしょうか。

先生 一般的には、平たい形状をしているものがいいでしょう。
歯の表面に接するフロスの面積が大きいほど、歯垢を除去できる範囲が広がりますからね。
ワックス付きかどうかは好みにもよりますが、歯の間が狭い方やフロス初心者はワックス付きの方が滑り込みやすいのでオススメです。

――実際に、フロスはどうやって使うんですか?

先生 フロスは毎晩のブラッシングの前か後に行います。
適当な長さを引き出し、2~3センチくらい幅を残して、両手の人差し指に巻き付けます。
歯茎を傷めないように前後に動かしながらゆっくりと挿入し、歯の表面に沿って〝くの字”に巻き付け、上下に動かして歯垢を除去します。
終わったら、必ず口をゆすいでください。
歯垢を除去するツールには、歯間ブラシもあります。
各人によって選び方が違ってきますので、一度医師に相談して、ご自身に合ったものを選んでみてください。

doctor

~北京・天津ジャピオン2015年6月15日号

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