お医者さんの御用達~第227回「緑豆」

 

 

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緑豆スープで暑さ忘れる
――先生、夏も始まったばかりなのに毎日気温は30度超、もうダメです~。

先生 確かに、一気に暑くなりましたね。
中国では、猛暑を過ごすために欠かせない、ある食べ物があります。
それが今回ご紹介する「緑豆」です。

――きれいなグリーンですね。大豆を2回りくらい小さくした感じですね。

先生 緑豆には優れた解熱、解毒作用があって、その成分は主に皮に含まれています。
この成分をもっとも効率的に吸収・活用するためには、緑豆スープがオススメです。
作り方はとっても簡単。
緑豆をしっかり洗ってから、鍋の中に水と一緒に入れて火にかけるだけ。
味が物足りない場合は、氷砂糖を少し加えてもいいでしょう。
きれいに透き通った緑色のスープの完成です。
私は一度にたくさん作っておいて、喉が乾いた時などにお水代わりに飲んでいます。
冷やしても美味しいですよ。

――煮出した豆も食べていいんですか?

先生 もちろん!
緑豆には豊富なたんぱく質や食物繊維も含まれているので捨てないでください。
アイスクリームなど冷たい物は食べた瞬間は涼しいですが、すぐに暑さを感じ、喉も乾きますよね。
一方、緑豆は胃の中に入ってから徐々に涼しさを感じます。
ただし、冷え性や胃の弱い方は摂り過ぎに注意が必要です。

dr.

~北京・天津ジャピオン2015年6月22日号

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