お医者さんの御用達~第241回~「書籍」

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鼻呼吸で健康な身体作りを

――先生、子どもが受け口気味で、将来の歯並びに影響しないか心配です。

 

先生 歯並びの要因には先天的なものと後天的なものがありますが、重要なのは上下の顎の筋肉と舌の筋肉のバランスを調整することです。

調整にはプラスチック製のマウスピースのようなものを使います。

夜はこれをして眠るため、鼻呼吸が必要になります。

この鼻呼吸こそが健康な身体を作る第一歩なのです。

 

――鼻呼吸で一体、どんな風に変わるのですか?

 

先生 口で呼吸するとバイ菌などが直接体内に入り込みますが、鼻呼吸は口を閉じているのでバイ菌の侵入を防ぎ、唾液の分泌も増えます。

これにより虫歯や歯周病の予防に繋がります。また、鼻呼吸では鼻毛がフィルターの役割をします。

浄化された空気が気管を通って暖められて肺に送り込まれるので、免疫機能がアップし、風邪やアレルギーの予防になります。

 

――呼吸法を変えるだけですごい変化ですね!

 

先生 私は矯正の治療をするにあたり、以前から鼻呼吸に注目していました。

本書には鼻呼吸の重要性と、口呼吸を鼻呼吸に変えていく「あいうべ体操」が紹介されています。

表情筋を鍛えるので、ほうれい線が薄くなりアンチエイジングにもなります。

健康な身体を作る鼻呼吸、ぜひ習慣にしてください。

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~北京・天津ジャピオン2015年9月28日号

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