正しい歯磨き習慣で虫歯予防
――先生、スーパーにはいろいろな歯ブラシがあって、どれを使えばいいのかわかりません!
先生 オススメはブラシのヘッドが小さくて、毛が長く柔らかいものです。ブラシの先が小さいと細かい部分まで磨けますし、柔らかい毛は歯茎に優しく、少し強めにブラッシングしても歯茎を傷つける心配がありません。
――わかりました。そもそも歯磨きって、どれくらい大事なんですか?
先生 まず歯の汚れには、大きく分けて「歯石」と「歯垢」の2種類があります。歯石は歯医者さんに行かないと取ることが難しいため、1年に最低2回は検診を受けることをお薦めします。一方、歯垢は歯磨きで落とすことができます。口の中には約700種類のばい菌がいると言われ、食べかすをそのまま放置しておくと、虫歯や歯周病になってしまいます。歯磨きの正しいやり方は、歯茎に歯ブラシを45度の角度であて、1本1本順番に磨いていきます。歯磨きは歯を磨くと同時に、歯茎のマッサージをする意味もあるんですよ。また、歯磨き粉は小豆1粒程度で十分です。
――電動歯ブラシを使っている人も多いですが、それでも大丈夫ですか?
先生 確かに、電動歯ブラシを使うと早く磨くことはできますが、磨くという感覚が鈍りやすいので、お子さんは特に普通の歯ブラシで歯磨きの練習をしてほしいですね。
~北京・天津ジャピオン2016年12月12日号~