お医者さんの御用達~第342回~デンタルフロス

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フロスで菌の繁殖を防ぐ

――先生、私は毎食後に歯磨きをしているので、虫歯や歯周病の心配はないですよね?

 

先生 実は、歯ブラシだけでは届かない部分もあるんですよ。その汚れには、「デンタルフロス」を使う必要があります。さらに、年齢を重ねると歯茎が退縮してくるので、40~50代になったら歯間ブラシも併用した方がいいですね。口の中には、通常500~700種類の細菌が居ます。普段は特に影響はありませんが、クリーニングがきちんとできていないと、歯垢が溜まり、何億万もの細菌が住み着いてしまうこともあるんです。

 

――うわー、恐ろしいですね…。では、デンタルフロスはどのタイミングで使えばいいでしょう?

 

先生 就寝中は唾液の分泌が減り、菌が繁殖しやすいため、1日1回夜の歯磨きの後に行ってください。忙しい場合は週に数日でも構わないので、面倒くさがらずに続けることが大切です。デンタルフロスを使用した後に、マウスウォッシュでうがいをするとさらに効果的ですよ。

 

――ブラッシングだけでは不十分だったんですね。

 

先生 また、食事の時はよく噛んで食べてください。噛むことによって唾液がたくさん分泌され、口の中にあった菌は食べ物と一緒に胃へと流れていきます。そうすることで、口の中の細菌を減らすことができますよ。

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~北京天津ジャピオン2017年10月16日号~

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