お医者さんの御用達~第592回

歯間ブラシで歯周病を予防

 

――先生、今回は「歯間ブラシ」だそうですね。

先生 はい。歯間ブラシは歯磨きではなかなか取れない、歯と歯茎の隙間に残された歯垢を効率良く取るためのグッズです。歯垢の蓄積を防ぐことによって、歯周病の発生を食い止めることができます。

 

――歯磨きを毎日しっかり行っていれば大丈夫だと思ってました! では、使い方を教えてください。

先生 まず、歯間ブラシは鉛筆を持つような感覚で握ります。次に鏡で確認しながら歯茎を傷つけないように、ゆっくりと斜めに歯間部へ挿入します。そして歯の面に合わせて前後に2~3回動かします。使用後は水でしっかり洗って、風通しのいい場所で乾かしてくださいね。

 

――はい。使用する際の注意点はありますか?

先生 歯間ブラシを無理に挿入しようとしたり、力を入れてゴシゴシ動かすと歯肉や歯を傷つける原因になるため、自分に合ったサイズの物を使ってください。サイズは全部で5種類、さらにI字型とL字型の2タイプがあります。初めての方は、L字型の小さいサイズから試してみてください。自分に合うサイズがわからないようであれば、歯医者さんに聞いてくださいね。また、歯と歯の隙間が狭い方は、歯間ブラシよりもデンタルフロスの使用をオススメします。

 

―――今週のドクター―――

北京ユナイテッドファミリー病院

口腔科医師 吴建(Jane Wu)歯科医師

南京医科大学卒業後、日本昭和大学大学院口腔研究科にて博士号を取得。日本でも10数年の臨床経験があり、日本語も流暢。

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~北京天津ジャピオン2022年9月26日&10月3日号~

 

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