お医者さんの御用達 ~第137回「枸杞防暑茶」

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漢方茶で暑気あたりを予防

――先生、今回も漢方茶をご紹介いただけるそうですね。

先生 えぇ。
北京の夏は日差しが強くて、35度を超えることもしばしば。
熱中症には注意が必要ですよね。
そこで、暑気あたり予防に効く「枸杞防暑茶」を紹介したいと思います。
漢方は4種類、「枸杞(クコの実)」に「薄荷(ハッカ)」、「五味子(ゴミシ)」、「菊花(キッカ)」を配合しています。

――あ、爽やかな酸味でハッカがスーッとして、飲みやすいですね。

先生 でしょう?
いわゆる〝涼茶〟と呼ばれるもので、「薄荷」と「菊花」には〝清熱(体内に溜まった熱を発散させる)〟の作用があるんですよ。
一方、酸味のある「枸杞」と「五味子」には、肝臓と腎臓の機能を補い、肺を潤してくれる効果があるんです。
特に肝機能は活発すぎると頭痛を引き起こし、低下するとイライラやだるさ、めまいなどの原因になりますから、暑さに負けないためには、肝機能を正常に保ってあげる事が大事です。

――へぇ~。
飲み方は、漢方を水洗いして熱湯を注げばいいんですか?

先生 はい。
熱湯は、約300㍉リットルを注いでください。
約10分間待ってから飲むと、さらに効果が高まりますよ。
汗っかきの人、睡眠不足の人にもおすすめですし、妊婦の方でも飲めます。
外出前に飲むか、冷やしておいて外出時に持ち歩くようにして、暑気あたりを防いでくださいね!

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取材協力/北京仁泰クリニック

 

~北京ジャピオン2013年8月5日号

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