寝ている間に近視を矯正
――先生、これはコンタクトレンズでしょうか?
先生 えぇ。
見た目はハードコンタクトレンズと同じですが、「角膜塑形鏡」というもので、夜寝る時だけ装着することで近視の矯正ができるレンズです。
角膜に圧力をかけ変形させることで、視力回復(矯正)ができる仕組みなんです。
近視の進行を防ぎ、遅らせてくれるので、青少年の近視治療法としてアメリカでは広く普及しています。
9歳から始められますよ。
――え、寝る時だけ?
日中はレンズなしで過ごせるんですか?
先生 はい。
就寝時に装着して、起床したらレンズを外してください。
レンズなしで近視が矯正された状態が保てるので、日中は裸眼で過ごせます。
同じものを約2年間継続して使用でき、手入れもハードコンタクトレンズと変わらないので楽ですよ。
薄いので装着時の違和感もほとんどありません。
――へ~、すごく便利!
でも寝ている時にレンズを付けて、眼の健康に悪影響はないんですか?
先生 眼科医の処方が必要ですので、まず付けられるかどうかの診断を行い、それから装着の仕方や注意事項などを眼科医が指導します。
医師に従って使用すれば心配はいりませんよ。
ただしコンタクト同様、正しく使用しないと角膜炎を起こす危険性があります。
処方後は半年に1度、眼科医の診断を受けるようにしてくださいね。
取材協力/オアシス・インターナショナル・ホスピタル
~北京ジャピオン2013年11月11日号