お医者さんの御用達 ~第145回「フルーツティー」

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健康的な漢方フルーツティー

――先生、今日ご紹介いただくのは何でしょう?

先生 私がよく行くレストランで、必ず頼むお茶があります。
生薬として知られるフルーツ数種類を配合したもので、甘酸っぱくてとってもおいしいんですよ。
お店の人にお願いして配合を教えてもらったので、今回はそのフルーツティーをご紹介したいと思います。

――フルーツティーは私も大好きです!
何が配合されているんですか?

先生 完熟前の梅の実を乾燥させた「烏梅(ウバイ)」に「山査子(サンザシ)」、マンダリンオレンジの果皮を乾燥させた「陳皮(チンピ)」、それから「甘草(カンゾウ)」の4種類です。
大きめのティーポットに対して分量は、「烏梅」2個、「山査子」は2つまみ程度で一番多めに、後は適量でOK。
お砂糖は、紅糖(赤糖)をお好みで入れてください。
梅干し好きの日本人には懐かしい梅の酸っぱさがありますし、「山査子」と「陳皮」のいい香りにリラックスできるんです。

――へぇ~。
身体にもよさそうですね!

先生 えぇ、例えば「甘草」は、有名な「芍薬甘草湯」という薬の名前を耳にしたことがある方もいるかも知れません。
この薬は日本でもよく使われていて、「こむら返り」によく効くんですよ。
「烏梅」や「陳皮」、「甘草」には咳止めや喉の痛み止め、消炎作用などがあります。
また、「山査子」はビタミンCやクエン酸が豊富ですから、お肌にもいいですよ。

 

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取材協力/北京ユナイテッドファミリー病院

 

 

~北京ジャピオン2013年10月7日号

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