【北京10月24日】最近、北京市統計局が発表したデータによると、9月の北京の賃貸料が先月に比べ0・2%下降、2カ月連続で下落している。
10月以降、北京の賃貸市場の成約価格は下落の一途を辿っており、天通苑、勁松などの賃貸人気区域でも前期より8~10%値下がりしている。また、大興や通州などの郊外区県は市中心部よりも下落が顕著になっている。
業界内関係者によると、この原因として、市内中心区の賃貸ニーズがかなり安定してきたこと、郊外区県は季節変動の影響を受けやすいことが挙げられる。
さらに北京の地下鉄・公共バスの料金改定も、郊外区の賃貸料を下げる要因になると見られている。中原地産首席アナリストによると、地下鉄・バス料金の値上げ、交通コストの増加は通州、房山、大興など郊外区域の賃貸市場に大きな影響を与えると話している。
~北京・天津ジャピオン2014年11月3日号