【北京5月12日】近日、ツアーガイドが参加客を罵倒する動画がネット上で話題となり、激安ツアーや強制的な買い物に注目が集まるなか、「新京報」記者が100元以下の北京日帰りツアーの実態を調査した。
これによると、自己負担や買い物がないとうたっていた80元の日帰りツアーは、契約書の取り交わしがなく、実際の目的地が異なったうえ、入場券代を自己負担で支払うよう要求され、たった2時間の観光以外は玉器城や土産物店巡りに費やされたとしている。
北京のある旅行会社責任者によると、旅行法は具体的な買い物場所の指定を禁止しているものの、これらの規定は曖昧だと話している。
北京市旅遊学会副秘書長は、中にはマージンだけで利益を得る低コストツアーが存在し、強制はしなくとも購入を促すために買い物時間を多くとっていると説明。旅行の際には料金が極端に安いツアーは極力避け、旅行契約書の条項を確認すべきだとしている。
~北京・天津ジャピオン2015年5月18日号