空気浄化策で飲食企業取締り 油煙排出で営業停止処分も

【北京5月26日】「北京市餐飲行業節能環保と清潔生産工作会議」が5月26日(火)に開催され、その席上で北京節能環保中心の関連責任者は、飲食企業には油煙の換気浄化装置の設置を義務付け、違法排出企業は罰金または営業停止処分を科すとした。
中国科学院大気物理研究所が発表した文献によると、油煙は北京のPM2.5のうち10~15%を占める。
油煙が大気汚染の原因となるのは、中国の厨房設備の主な作用が汚染物の排出にあり、油汚れの除去作用がないことだとしている。
北京節能環保中心、北京烹飪協会によると、飲食産業への基本的な要求は、排水、ボイラーの排気、油煙、騒音などの排出量を国家や地方の定める基準値に抑えることだとし、国家規定に見合った処理方法で廃棄物を処分し、規定で交換を命じられた古い設備は使用すべきでないとした。
目下、北京和合谷や嘉和一品、金百餐飲公司などが審査を通過、新設備への切り替えを終えている。

~北京・天津ジャピオン2015年6月1日号

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP