【北京7月18日】朝陽区郁金香公園にて7月17日(金)より開催を予定していた「ホタル展」が、環境保護組織の抗議により無期延期となった。
主催者側の説明によると、環境保護組織の抗議を受けた後、すでに予約済みの参観客には延期の旨を電話で通知したとしている。
環境組織・自然大学は事前に「ホタル展」開催の情報を得て、ホタルを人工養殖しているのではないかという疑問と、野生のホタルの捕獲は生態系の破壊を招くといった内容の抗議文書を16日(木)に送付していた。
17日(金)には、自然大学のスタッフが現場を訪れ、主催者側と40分に渡り議論を交わしたが、双方の合意には至らなかった。
主催者側によると、イベントのホタルは4カ所の人工養殖所から取り寄せる総数5万匹で、ホタルは国家重点保護動物ではないことから、養殖は問題ないとしている。
~北京・天津ジャピオン2015年7月27日号