昨年の北京PM2・5平均濃度

未だ国家基準を130%超過

【北京1月4日】北京市環境保護局は1月4日(月)、2015年の空気レベルを発表し、昨年一年間の北京のPM2・5平均濃度は1立方メートルにつき80・6マイクログラムと、国家基準を130%超過しているとした。

同局によると、PM2・5の年間平均濃度の国家基準は35マイクログラム。監視測定を開始した13年の年間平均は89・5マイクログラムで、これに比べ15年は約10%の減少。14年の年間平均は85・9マイクログラムで、15年は6・2%減となった。

一方、データによると15年、市の空気中二酸化硫黄の年間平均濃度は1立方メートルにつき13・5マイクログラムで、国家基準の60マイクログラムより遥かに優良だった。また、二酸化窒素の年間平均濃度は50マイクログラムで国家基準の40マイクログラムに接近。PM10の年間平均濃度は101・5マイクログラムで国家基準の0・45倍超過だった。それぞれ14年比で38・1%、11・8%、12・3%減。PM2・5が市の大気汚染問題における課題となっている。

 

~北京・天津ジャピオン2016年1月11日号~

 

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