【北京8月7日】北京気象台は8月7日(金)17時5分、雷黄色警報を発令、21時までに北京の大部分の地区で雷雨や局地的な豪雨があるとし、6級前後の強風または雹が降るとして市民に警戒を呼びかけた。同日夜、各SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)では北京に降った1元硬貨大や直径3㍉の雹の映像や写真がアップされ、ネットユーザーからは「こんなに大きく見事な雹は初めて見た!」という声が挙がった。
北京市水災害防止事務室によると7日夜から8日(土)、中心区の平均降水量は26・9㍉で、18カ所の観測地点で50㍉を超えた。そのうち、最大降水地点は朝陽区金盞の85・7㍉で、1時間の最大降水量は延慶区東門営の7日17~18時にかけての72・3㍉だった。
この豪雨や雹により、市内各地で冠水による道路の封鎖、車両の水没、地下道の冠水、交通渋滞などが発生。また、雹による農作物への被害もあると見て、具体的な被害状況を調査中だとしている。
~北京・天津ジャピオン2015年8月17日号