中国では今年、新卒者数が昨年比で19万人増加し、史上最多となる699万人に達した。
一方、新卒者採用枠は昨年比で15%減少しており、多くの大学卒業予定者が就職難に陥っている。
北京市も同様で、新卒者数が昨年比9000人増の22・9万人に対し、採用枠は9・8万人と昨年比1・6万人分減少、内定者数も大学院卒で36・59%、大学本科卒で26・6%、専科卒では16・84%となっている。
北京市人力資源および社会保障局は、世界経済や産業構造の高度化などの影響を受け、市内の就業ポストは飽和状態だとし、待遇面でも以前より劣るとしている。
また、人材資源の専門家は、社会保険などの人件費が近年大幅に増加しており、採用枠減少に大きな影響を与えているとしている。
(5月14日)
~北京ジャピオン2013年5月20日号