清華大学実験室で爆発事故発生 水素による化学実験が原因か

【北京12月18日】清華大学化学科楼2階の実験室で2015年12月18日(金)10時頃、爆発による火災事故が発生した。
この事故により、現場にいた同大の博士1人が死亡した。
北京市安全生産監督管理局公式サイトの発表によると、事故発生当時、亡くなった博士は水素を使った化学実験を行っており、実験中に爆発が起こったものと見られる。
事故当初の写真と映像によると、実験室から突然、火柱と黒煙が上がり、バチバチという音が鳴り響いた。
建物内にいた学生は、ドラム缶が落下したかのような爆発音がしたと話している。
事故現場の実験室の窓は爆発で吹き飛ばされ、窓ガラスが割れ、ベランダのフェンスも落下。
建物内には化学薬品の匂いが充満し、隣接する建物の外壁も黒煙で黒ずんでいた。
目下、事故の原因は調査中だとしている。

 

 

~北京・天津ジャピオン2016年1月4日号

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP