蚊が媒介するジカウイルス 北京で感染症第二例を報告

【北京5月25日】北京市衛生および計画生育委員会は5月23日(月)、北京で第二例目となるジカウイルスの感染例を確認したことを発表した。

2人目は35歳の男性で、仕事で訪れていた南米のボリビアから21日(土)に出国、この時点で発熱や発疹、軽い肌のかゆみなどの自覚症状があった。22日(日)、首都空港に到着し、検疫部門の職員に状況を報告後、病院に運ばれ治療を受けた。25日(水)現在、すでに容態は安定している。

このウイルスが引き起こすジカ熱発症の第一例は15日(日)、南米のベネズエラから帰国した女性のもの。第二例の男性もベネズエラ滞在歴があるもよう。

ジカ熱は症状が軽いことがほとんどだが、ほかの重病を患っていたり、妊娠中であったりすると危険度が上昇するという。

~北京・天津ジャピオン2016年5月30日号~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP