マヤ文明が人類滅亡を予言した12月21日(金)が間近に迫り、〝終末説〟が再び注目を浴びるなか、中国の専門家は天文学的な立場から〝終末説〟の非科学性を論じた。
北京天文館館長は12月10日(月)、ラジオ番組『城市零距離』にゲスト出演し、論証の結果〝終末日〟はすでに過ぎていると述べた。
同館長によると、マヤ文明の〝終末日〟は今年の6月6日にあたるとし、12月21日は何ら特別な日ではないという。
また、〝終末説〟は地球の両極の磁場が反転することで地球の生命に影響を及ぼすとするが、こうした磁場の変化や反転は地球の歴史上で周期的に発生している現象であり、数千から数万年をかけた非常に緩慢な変化で、この一年での変動はあり得ないとした。
(12月11日)
~北京ジャピオン2012年12月17日号