【北京7月19日】近ごろ、連日の豪雨により、昌平区にある居庸関長城の南側斜面の一部ががけ崩れしているのが発見された。
7月19日(火)午後、ネット上で転送された写真によると、長城の壁の積み上げられたレンガが崩れ落ち、城壁の版築(はんちく、固めた土を建材に用いた建築基礎部分)が露になった。
居庸関長城景区管理委員会事務室スタッフによると、がけ崩れの原因は初期判断では連日の豪雨によるものとみている。
がけ崩れが発生した後、十三陵特区弁事処と居庸関長城管理処は、落石の恐れがあることから、17時10分頃、高速道路交通管理部門の協力を得て京藏高速道路の2車線を閉鎖。人員約100人を組織し、落石の処理にあたった。また、観光客の安全確保のため、1号、2号駐車場と南側の関門・雲台のチケット窓口を暫定的に閉鎖している。
~北京・天津ジャピオン2016年7月25日号~