【北京4月9日】最近、十三陵思陵で石の燭台一対が盗まれたと報道された件を受け、国家文物局は4月8日(土)、この燭台は2016年6月24日(金)19時に同陵の管理員が窃盗を発見しており、それ以前に、思陵に設置されていた監視カメラは機能停止していたとし、安全対策に問題があったことを明らかにした。
国家文物局によると、十三陵では以前に石の彫刻による文化遺産の窃盗未遂が発覚していたが、十三陵特区事務所はこの一見を重視しなかったため、安全面での不備に繋がったとみている。また、燭台の窃盗が発覚した後も、長期にわたり隠蔽し通報しておらず、文化遺産に対する安全管理と処置の問題が明るみに出ることとなった。
一方、燭台を盗んだ容疑者3人は4月上旬に逮捕され、容疑者の自宅から燭台も押収されている。
~北京天津ジャピオン2017年04月17日号~