飲食店が値上げ合戦開始 メニュー変更がトリックに

春節を間近に控え、多くの飲食店ではメニューの大幅な値上げが見られることから、飲食店が春節に便乗し荒稼ぎをしようとしているのではないかと疑問を抱く消費者が増えているという。
海淀区に住むある女性は、近隣のレストランで大晦日のディナーコース〝年夜飯〟を予約したところ、昨年の880元から1180元に値上がりしていた。
料理の品数は昨年と同様だが、半分以上のメニュー名が変更された上で価格が値上がりしていることが分かったという。
メディアの報道によると、他店でもメニューの変更により価格を吊り上げる現象やセットメニューのスープを最も安いものに変更するなどの手法が多々見られるとしている。
一方、中関村の飲食店のオーナーらは、昨年1年間で人件費が約20%増となり、店舗の家賃や食材の価格も値上がりしているため、止むを得ずこのような方法を採っているのであり、店側としても苦汁の選択であるとしている。
(1月9日)

 

~北京ジャピオン2012年1月14日号

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