【北京9月12日】北京市旅遊委員会は9月11日(月)、北京市旅行市場秩序改善主要状況を報告した。これによると、今年8月末までに受けた北京市内の旅行に関する苦情は1227件で、前年同期比で55%低下したことがわかった。
同委員会によると、今後、違法日帰り旅行が横行し、旅行の苦情が集中している前門、天安門、故宮周辺、北京駅、徳勝門、八達嶺長城、十三陵などで集中の取り締まりを実施。同時に観光地の大型行楽施設、野生動物園、ガラス桟道などリスクの高い旅行地にて全面検査を実施するとしている。
今年、北京では清涼谷景区で観光客が転落し負傷、石景山遊楽園の観覧車が設備故障、十渡景区のバンジージャンプで観光客が水中に落下、八達嶺野生動物園でクマが観光客を襲うなどの事故が相次いでおり、同委員会と関連部門が7月より安全検査を展開していた。なお、天雲山ガラス桟道と石景山遊楽園の観覧車は目下、営業停止及び改善を命じられている。
~北京天津ジャピオン2017年09月18日号~