中国産牛肉市場に朗報 導入遺伝子クローン牛誕生

大興区磁各庄付近にある北京農学院は8月13日(月)、同学院総合試験基地にて7月19日(木)に初の〝雪花肉(霜降り肉)〟導入遺伝子クローン牛の〝萌萌〟が誕生したことを正式に発表した。
血液と毛包(毛穴より下にある髪の毛を取り囲む組織)の実験検査測定を経て、脂肪性脂肪連結蛋白遺伝子の付帯に成功したことが分った。これは北京に導入遺伝子動物生産の技術体系が整ったことを意味するという。同時に品質の高い霜降り肉が国外からの高価な輸入品に頼らずに手に入る日が近づいたことを示すとしている。
導入遺伝子プロジェクトの責任者である同学院動物科技学院教授は13日の記者会見の席上で、「今日に至るのは実に容易ではなかった」とした上で、中国には五大黄牛(5種類のブランド牛)があるものの、世界に認知される品種の肉はなく、肉の生産率が低く肉質が高くないという問題が普遍的に存在していると語った。牛肉の品質の鍵は筋肉間の脂肪含有量だとし、それが望ましいものがつまり霜降り肉であるという。
(8月14日)

 

~北京ジャピオン2012年8月20日号

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