【北京9月12日】故宮博物院の単霽翔院長は9月11日(月)、今月の展示内容について発表し、修繕工事が終了した大戯楼暢音閣と閲是楼が、19日(火)から一般公開されることが分かった。
暢音閣は乾隆帝の時代に建てられた、三階建ての京劇用舞台。今回の展示では、この暢音閣と共に、皇帝や大臣、貴族が観劇した閲是楼、控室として使われた扮戯楼が公開される。参観者は新しい順路に沿って扮戯楼、暢音閣、閲是楼の三つの空間をつなげて見ることで、宮廷劇場の全貌を知ることができるようになっている。今回初めて扮戯楼の地下も公開され、参観者は音響設備の役割を果たす共鳴井戸や、役者を宙づりにする機械も見ることができる。
また、「故宮蔵瑞鹿文物特別展」に合わせて慈寧宮花園に承徳市避暑山庄の鹿9頭がお目見えして、当時の文化をしのばせる。
~北京天津ジャピオン2017年09月18日号~