【福建1月15日】日本のテレビ番組『開運! なんでも鑑定団』で、2016年12月に持ち込まれた陶器が「曜変天目(ようへんてんもく)茶碗」と鑑定されるも、贋作疑惑が浮上していた件で、福建省のある陶芸家が最近、この陶器は自分が作ったレプリカであると証言したことがわかった。
「曜変天目茶碗」は、現在の福建省にあった建窯で作られたとされている茶碗で、現存する3点は国宝に指定されている。この陶器は番組放送時に、4つ目の茶碗として2500万円の鑑定額が付いたが、その真偽が議論されていた。今回証言した陶芸家は、この陶器は彼女が「曜変天目茶碗」を模して作ったものであり、80元ほどで販売していたと話す。
~北京天津ジャピオン2018年1月29日号~