春節の花火は制限すべき? 大気汚染への影響で議論

1月27日(日)、北京市人民政府法制弁公室が審査中の条例「北京市大気汚染防治条例」について市民からの意見収集を行ったところ、「春節期間中の花火や爆竹を制限、または禁止すべきだ」との声が数多く上がった。
春節期間中の花火や爆竹による大気汚染を懸念する声が多く、爆発事故や火災の発生を心配する市民の声も聞かれた。
こうした声を受け、同日『北京日報』記者が調査を行ったところ、20人中11人の市民が「北京の空気のため、今年は花火や爆竹をしない」と回答した。
これに対し北京公衆環境研究中心の主任は、打ち上げ可能な時間と規模を設定するなど、制限をすべきだとの意見を示した。
また、中国科学院大気物理研究所の研究員は、春節期間中は市内の交通量が大幅に減少し、また、花火や爆竹は夜の時間帯に集中することから、日中の空気への影響は大きくないとした上で、空気汚染への影響を大きく左右する天候の状況に合わせた予報の発信を提案している。
(1月28日)

 

~北京ジャピオン2013年2月4日号

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