故宮で復元品オークション開催 落札総額は約2000万元に

【北京4月2日】故宮博物院で4月2日(火)夜、「紫禁城で過大年(年越し)」イベントで展示した「天灯(ランタン)」と「万寿灯」の復元品の公益オークションが開催され、「天灯」が1060万元、「万寿灯」が800万元で落札された。

このほか5つの「宮灯(宮廷飾り灯籠)」が出品され、それぞれ19万元、38万元、29万元、29万元、30万元で落札された。

「万寿灯」の復元品は高さ10.9㍍、直径5㍍で、精巧で美しいデザインが施されている。一方、「天灯」の復元品は高さ13.9㍍、直径60㌢。なお、「天灯」と「万寿灯」の落札者は同一人物だった。

今回のオークションの売上金は、山西省娄煩県、静楽県、内モンゴル自治区阿爾山市、広西省巴馬揺族自治県などの貧困地区の教育及び文化事業助成金として、全額寄付される。

「天灯」、「万寿灯」は故宮傘下の北京故宮文化傳播有限公司によって出資・制作された。

~北京天津ジャピオン2019年4月8日号~

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