【京津6月26日】北京市豊台麻薬取締り大隊は6月23日(日)、雲南から北京への航空便に搭乗していた容疑者の男2人の体内からメタンフェタミン約470gを押収した。
同隊は今年6月初旬、容疑者が薬物を密輸するという情報を入手し、航空便の着陸を待って逮捕していた。逮捕時、2人の表情や動作は、見るからに異常だったという。X線検査の結果、2人の腸内に大量の塊があるのを発見。1人の体内からは薄いビニールに包まれた白い不審物が52個、もう1人からも18個が出てきた。2人は胃と肛門に薬物を隠しており、4日間も食事を摂らなかったとしている。
一方、天津市北辰警察は6月19日(水)、雲南から天津へメタンフェタミン約415gを体内に隠し、密輸した容疑者を逮捕した。
河南籍の25歳の容疑者は安定した生活を送っていたが、ネット賭博に溺れ友人からの借金を繰り返していた。その後、報酬1万元の〝貨物〟運びの広告に踊らされ、関係者に連絡。シーサンパンナまで赴き、先方の指示の下、57粒のカプセル状の薬物を飲み込み、天津濱海国際空港に降り立った。容疑者の体内からすべての薬物を取り出すのに4日4晩の治療が必要だったとしている。
~北京天津ジャピオン2019年7月1日号~