【北京7月14日】昌平区の十三陵ダム管理処によると、暑さも厳しくなったこの頃、禁止区域で遊泳や釣りをする人が増え、水死事故も頻発している。
十三陵ダムは1950年代に水力発電や洪水の防止を目的に作られ、長年北京のレジャースポットとしても利用されてきた。しかし雨の多い時期には水位が上昇して危険なため、ダム周辺にはフェンスが張られ、遊泳・釣り禁止の注意書きもたくさん設置されている。
しかし毎年夏になると、少なからぬ市民がフェンスを切断したり乗り越えたりして中へ入り込み、泳いだり釣りをしたりする行為が後を絶たない。中にはキャンプやバーベキューをしたり、小さな子どもを連れて入り込む人もいる。
多くの違反者によって壊されたフェンスの補修費用は、毎年数万元に上るという。ダム管理処ではパトロールを強化し、ダムの管理規定に基づき、指定エリアでのみ遊ぶよう呼び掛けている。
~北京天津ジャピオン2019年7月22日号~