地下鉄内での騒音迷惑行為 取り締まりの困難さが露呈

【京津11月23日】最近、国家交通運輸部は『城市軌道交通客運組織と服務管理法』を発布し、地下鉄車内でスマートフォンなどの電子機器の音をイヤフォンを使わず、そのまま外に流す迷惑行為を禁止した。

北京ではこれに先立ち、今年6月より同様の騒音迷惑行為を禁止しているが、効果が上がっていないのが実状。北京のほかにも天津や貴陽など4都市ですでにこのような規則が設けられているが、取り締まりに苦慮している。

騒音迷惑行為を見た乗客は乗務員を探して注意してもらう、担当部門への通報が可能だが、乗務員人数にも限りがあるため即時の現場対応は困難だという。

専門家は、信号無視をした歩行者の顔と名前を大型モニターに映し出すシステムのように、地下鉄内での違反者情報を公開することも抑止力になると述べている。実際、貴陽では違反者をネット上に公開することで、一定の効果を上げている。

 

~北京天津ジャピオン2019年12月2日号~

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